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2009.11.26

傾斜がキツいサンプルでも、鮮明な観察と確かな測定が可能に! 刃物メーカーD社 研究開発部門 3D測定レーザー顕微鏡

お困りごと

従来のレーザー顕微鏡では、傾斜角度のキツいサンプルを観察できない・・・

画像 Bさんは、刃物メーカーで安全カミソリの研究開発に携わっています。ひと口にカミソリと言っても、人間の目では判別できない微妙な工夫が、商品力につながります。
例えば、刃の傾斜角度です。実はすべての部分で均等に傾斜しているわけではありません。人間の目では判別できませんが、位置によって傾斜角度や表面の処理の仕方を変えています。これにより、切れ味や皮膚にかける負担の度合いが異なってくるのです。

刃先がどれくらいの角度をもっているかを確認するのに、Bさんの部署ではレーザー顕微鏡を使っています。しかし、今あるレーザー顕微鏡で測定できるのは、最大でも60°くらいまで。それ以上はノイズだらけで観察すらできません。カミソリの刃の傾斜角度は60°を大きく上回ります。このため、Bさんたちはやむを得ず、カミソリの刃を横に倒して測定し、そこから出てきた測定値をさらに計算して、傾斜角度を算出し続けてきました。
しかしこの方法では、傾斜角度を“直接”測定することはできません。結果を得るのにムダな手間ヒマがかかる上、計算式を使って算出した値は、あくまでも傾斜角度の“推定”に過ぎません。

従来のレーザー顕微鏡によるカミソリの刃画像

従来のレーザー顕微鏡によるカミソリの刃画像

「これではあまりにも非効率だ・・・」
Bさんは、不安そうにつぶやきました。より良い商品を開発するために工夫して設計しても、評価・検証する手段がなければ、商品化までに長い時間がかかります。それは、激化する一方の開発競争の中で、D社が取り残されてしまうことを意味しています。

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