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2010.06.09

わずか2μL以下の微量のサンプルで実験できた!真空度や温度の正確な管理・制御を実現。 製薬メーカーF社 製剤研究センター 特殊ステージ搭載 顕微鏡システム

お困りごと

グラフだけでは分からない。実験サンプルの高いコストも悩みのタネとなり・・・

画像F社の属する製薬業界では、2010年以降に売上を支える主力新薬の特許が次々と切れることから、薬効成分は同じで安価なジェネリック医薬品に市場を奪われることが懸念されています。そのため、製薬各社による新薬の開発競争は激しさを増しています。

大手製薬メーカーF社のDさんも、そうした現場で日々研究を続けています。現在、ある新薬候補の物質を凍結乾燥(フリーズドライ)させて実験を行っています。凍結させたサンプルを真空にすると昇華しはじめます。その後、ある温度まで上がると、今度は一転して溶け出すという現象が見られます。
サンプルが溶け出す温度(コラプス温度)は何℃なのか、溶け出す瞬間にどんな現象が起きるのかを突き止めるのが、Dさんの実験の目的です。

現在ある測定機器は、数値的な結果は出せるものの、溶け出す瞬間がどのようになっているのかを視覚的に捉えることができません。このため、設定した条件とサンプルが溶け出す現象との因果関係までは、はっきりと解明できていませんでした。さらに困ったことに、詳しく分析するための実験を繰り返そうにも、サンプルの価格は数ミリリットルで100万円以上と非常に高価なのです。

このままでは、実験を完了してデータを得るまでに莫大なコストが掛かってしまいます。少量のサンプルで、今以上の成果が出せる実験方法はないのでしょうか・・・?

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