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2010.06.09

サンプルを直接加熱し変化の様子を観察・記録!特許出願に向け正確な測定を実現。 樹脂メーカーT社 R&D部門 特殊ステージ搭載 顕微鏡システム

お困りごと

ホットプレートで加熱、手作業でデータ収集?!これでは信頼性が確保できない・・・

熱電対温度計

熱電対温度計

地球環境にやさしい素材の研究開発は、各分野でますます進んでいます。樹脂メーカーのT社でも、新たな「バイオプラスチック」を開発中です。トウモロコシなどの植物から作られるこれらの素材は、廃棄した場合に微生物によって水とCO2に分解されます。また、焼却した場合でも有害物質は発生せず、燃焼熱も低く抑えられるのでCO2増加の影響を抑えることができます。

T社の研究開発部門で働くUさんは、これら新素材の実験データを集めています。その中のひとつに、サンプルに熱を加え素材がどのように変化するかを観察する実験があります。現在は、サンプルを加熱するため市販のホットプレートでサンプルを熱し、顕微鏡のステージまで運んでその様子を観察しています。
また、温度測定には熱電対温度計を使い、データの記録も手書きで行なっています。つまり、すべてが手作業による実験なのです。

画像ある日、Uさんは上司に呼ばれ、「開発中の新素材で特許を出願するので、必要なデータを揃えるように」との指示を受けました。

「特許出願となると、再現性のある正確なデータが必要だ。困ったな・・・」Uさんは頭を抱えました。まず、ホットプレートと熱電対温度計の組み合わせでは、温度を細かくコントロールできません。また、サンプルを顕微鏡のステージまで運ぶ間にも、温度が変化してしまうため正確な実験結果を得ることは困難です。しかも、過去の実験データはすべて手書きで管理体制も十分とは言えません。「条件設定、観察、記録方法など実験のやり方を根本的に変えなければ・・・果たして上司に言われた期限までに、データを揃えられるだろうか。」

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