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2010.06.09

異物混入を見つける光学顕微鏡活用法 【第3回】各種観察法の特徴

異物検出のための光学顕微鏡活用法の第3回。今回は、様々な観察法の特徴について紹介します。これらの観察法は、それぞれ光を当てる方法や検出のしくみが異なります。観察法により見え方も大きく変わるとともに、それぞれの観察法には異物と媒質の状態によって向き不向きがあります。

各観察法の長所と短所を簡単にまとめると以下の表のようになります。

観察法

長所

短所

明視野観察法

単純な拡大像を得られる

分解能以下のものは見えない

暗視野観察法

分解能を超えた小さな異物も検出できる

大きなものに隣接した小さな異物は見えなくなる

微分干渉観察法

凹凸やうねりなど厚みの変化を観察できる

一定方向の厚みの変化しか見えない

位相差観察法

強いコントラストがつく

透明な異物と媒質でしか使えない

蛍光観察法

分解能を超えた小さなものも検出できる

蛍光を発するものしか見えない

分散観察法

異物がどんな物質か分かる

透明な異物と媒質でしか使えない

これらの長所と短所を踏まえた上で、各観察法について見ていきましょう。